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模型は使い道がなくてスカ色に塗って遊んでいたKATOのクモユニ74から製作しました。
KATOのクモユニ74は、この時期のKATOらしく数多くの問題点を抱えているため、ダメな部分を改良していきます。
まずはなぜかトミーの大昔の113系のように日の字になってしまったサッシを新115系のジャンクから切り出したものに交換し、浅すぎる荷物扉をキッチンのキニ05用のものに取り換えます。郵便室の扉は荷物扉を半分にして足りない部分を継ぎ足したものを使用します。便所窓はこの後穴を拡大して115系のものをはめ込みましたが、果たしてその寸法でよかったのかはわかりません。
屋根に給水口(?)を1mm角棒で取り付け、ベンチレータはJNMAで購入したロクサン形のものを改良したものに交換します。このベンチレータについては『写真とイラストで綴る 国鉄72・73系電車』に詳細が載っています。
前面はまず灯具類をαモデルのものに交換します。種別幕はガラスを入れられるように元のパーツを接着したうえで表示部をくりぬきます。やたら角ばっていた運転台の窓は余っていたKATOクモニ143のものを転用しました。タヴァサのパーツを使用したほうがきれいに仕上がったかもしれません。ついでに寸法が足りなくて屋根パーツが飛び出てしまっている前面のおでこ部分を瞬間接着剤で整形します。床下はマトモなので、TNカプラーに交換してPZ6287を加工して取り付けた程度です。
塗装です。GMの黄かん色を使用したところ、妙な色になってしまいました。右は色比較用のKATO115系。
なので適当に朱色を混ぜてごまかしました。緑2号はGMの緑2号をそのまま使用。マスキングを失敗して数か所で漏れてしまったものも上から筆塗りでごまかしました。汚いので載せませんが、結局ごまかせていません。
最後に、鳳の方向幕を入れます。幕の手前にガラス表現をしたいので、まず透明塩ビに方向幕を張り付け、その上から木工ボンドを塗りさらに透明塩ビを重ねます。乾いてから適切な寸法に切り出してくりぬいておいた車体側にはめ込み、木工ボンド少量で固定します。よくあるハメコミ窓の応用です…。
側面など製品のままよりかなり良くなったのではないかな、と思います。
2020.7.31 掲載
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